
ZEB(ゼロ・エネルギー・ビル)の機能を最大限に発揮させるために欠かせない存在が、BEMS(ビルエネルギー管理システム)です。BEMSとは、建物内の空調・照明・換気・給湯などのエネルギー使用状況をリアルタイムで「見える化」し、自動的に最適な運転を行うシステムのこと。センサーやデータ通信技術を活用し、無駄なエネルギー使用を抑えるだけでなく、時間帯や利用状況に応じて設備の運転をコントロールすることで、省エネ効果を飛躍的に高めます。ZEBにおいては、このBEMSがまさに建物の「頭脳」となり、消費と創エネのバランスを管理しながら、エネルギー収支ゼロの実現を支えます。BEMSの導入は、省エネ・省コストだけでなく、エネルギー効率を高めるための第一歩であり、ZEBを成功させる上での頭脳部と言えるでしょう。