簡単解説!ZEB認証の4段階(Ready, Nearly, ZEB, ZEB Oriented)

ZEB(ゼロ・エネルギー・ビル)の取り組みには、建物の省エネ達成度に応じた4つの認証段階があります。これにより、建物がどのレベルでエネルギー削減に貢献しているかが一目でわかります。まず最も基礎となるのが「ZEB Oriented(ZEB志向)」で、基準一次エネルギー消費量から30%以上の削減を達成した建築物が対象です。次に「ZEB Ready」は、再生可能エネルギーを除いて50%以上の削減を実現している状態を指します。「Nearly ZEB(ニアリーZEB)」は、再エネを含めて75%以上の削減を達成している建物。そして最上位の「ZEB」は、建物全体の一次エネルギー消費量を100%以上削減し、実質的にエネルギー収支がゼロであることを意味します。このように段階的な認証制度は、建物のZEB化を段階的に進める指標となり、補助金の申請要件や環境評価の基準としても活用されています。まずはZEB Orientedからの挑戦が、ZEB実現への第一歩です。

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