ZEB化で築年数の価値が見直される!?

これまで不動産の価値は「築年数」に大きく左右されてきましたが、ZEB(ゼロ・エネルギー・ビル)化によって、その常識が変わりつつあります。従来の古い建物でも、高断熱化や高効率設備の導入、太陽光発電や蓄電池といった創エネ設備の追加によって、ZEB水準に近づけることが可能です。こうした改修を行えば、単なる“古い建物”から、“省エネ・快適・災害に強い建物”へと再評価されることになります。さらに、ZEB化によって光熱費の削減や環境性能の向上が実現すれば、テナントや入居希望者からの関心も高まり、空室リスクの低減や賃料の維持・向上にもつながります。行政による補助金制度や税制優遇を活用することで、ZEBリノベーションのコスト負担も軽減可能です。ZEB化は、築年数にとらわれない“建物価値の再創造”を実現する、新しい資産戦略の一つといえるでしょう。

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