ZEB（ゼロ・エネルギー・ビル）の実現において、自家消費型太陽光発電は極めて重要な役割を果たします。ZEBは建物で使うエネルギーを極力減らし、創エネによって消費分を補うことで一次エネルギー収支をゼロに近づける仕組みですが、その「創エネ」の中心となるのが太陽光発電です。特に自家消費型は、発電した電力を建物内で直接使用するため、電力会社からの購入電力量を削減でき、エネルギーコストの低減にも直結します。また、再エネ由来の電力を使うことでCO₂排出も抑制され、カーボンニュートラル達成への貢献度も高まります。蓄電池と組み合わせることで、災害時の電源確保やピークカット効果も期待でき、まさにZEBと太陽光発電は、持続可能で災害に強い建物づくりに欠かせない最良の組み合わせといえるでしょう。
