
ZEB(ゼロ・エネルギー・ビル)の導入は初期費用が高くなりがちですが、国や自治体による各種補助金制度を活用することで、費用負担を大幅に軽減することが可能です。代表的なものとしては、国の「ZEB実証事業補助金」があり、ZEB Oriented、ZEB Ready、Nearly ZEB、ZEBといった段階ごとの達成度に応じて補助率が設定されています。さらに、設計・建設を支援する「ZEBプランナー制度」に登録された事業者が関与することで、申請手続きのスムーズ化や補助金の対象範囲拡大といったメリットも得られます。自治体によっては、独自の補助制度を設けているところもあり、国の補助金と併用できるケースもあります。ZEB補助金は、省エネ率や創エネの設備内容によって補助金額が変動するため、計画段階から制度に精通した専門家と連携することが成功のカギです。ZEB導入を検討するなら、補助金の活用は欠かせない戦略といえるでしょう。