ZEB（ゼロ・エネルギー・ビル）の導入には初期投資が必要ですが、国や自治体の補助金制度をうまく活用することで、費用の大部分をカバーすることが可能です。導入の基本的な流れは、まずZEB導入の意志決定とともに、補助金対象となる条件の確認から始まります。次に、ZEBプランナー（登録された専門支援者）と連携して、建物の省エネ性能や創エネ設備の設計を行い、ZEBの達成レベル（ZEB Ready、ZEBなど）を明確にします。その後、補助金の公募期間中に必要な申請書類や設計図、事業計画書などを整えて提出し、採択されれば工事開始へと進みます。完了後は成果報告を行い、補助金の交付を受けるという流れになります。ポイントは、補助金の要件を満たす設計と、申請手続きの正確さです。早い段階からZEBプランナーと連携し、制度の最新情報を押さえながら計画を立てることが、成功への近道です。
